MCP セットアップ
Claude Code、Cursor、Codex などの AI クライアントを Model Context Protocol (MCP) 経由で KamuiDash に接続する手順を説明します。接続後は AI アシスタントから直接プロジェクト一覧の取得、アプリのデプロイ、ログ閲覧、DNS 管理などをツール呼び出しで行えます。
前提条件
- KamuiDash アカウント(dashboard.kamui-platform.com でサインアップ)
- KamuiDash CLI のインストール(CLI インストール)
- MCP HTTP transport に対応した AI クライアント(Claude Code / Cursor / Codex など)
最速の手順: kamui mcp setup
とにかく接続したいだけなら、以下の 1 コマンドで完結します。
kamui login # 未ログインなら最初に
kamui mcp setup
このコマンドは:
- MCP 用の長期 Personal Access Token (PAT) を発行(デフォルト 365 日)
- Claude Code / Cursor / Codex すべてのコピペ可能な設定スニペットを表示
- plaintext token を
stdoutに出力(pipe / redirect しやすい)
⚠️ Token は 1 回しか表示されません。すぐに保存してください(クリップボードに送るなら
kamui mcp setup | pbcopyが便利です)。
クライアント別セットアップ
すでに token を持っているか、別のクライアントを追加したい場合は以下を実行:
kamui mcp config claude-code # または: cursor, codex, all
このコマンドは新しい token を発行せず、設定スニペットだけを表示します。<YOUR_KAMUI_PAT> 部分を実際の token(kamui mcp setup または kamui tokens create で発行したもの)に置き換えてください。
Claude Code
claude mcp add --transport http kamui \
https://api.kamui-platform.com/mcp \
--header "Authorization: Bearer kamui_pat_xxxxxxxxxxxxxxxx"
⚠️ bearer token はコマンドライン引数として平文で渡されるため、以下に漏洩する可能性があります:
- シェル履歴(
~/.bash_history,~/.zsh_history)- ターミナルのスクロールバック・
tmux共有ペイン- コマンド実行中の
ps出力対策としては、行頭にスペースを置く(シェルで
HISTCONTROL=ignorespaceを有効化)と履歴に残らない、もしくは — より確実なのは — 後述の Automation フローを使ってそもそもターミナルに token を打たないことです。> /dev/null 2>&1は stdout/stderr を隠すだけで、履歴やpsは防げません。
Claude Code を再起動するか新しいセッションを開いて、/mcp でサーバーが connected と表示されることを確認します。
Cursor
~/.cursor/mcp.json を編集(ファイルがなければ新規作成):
{
"mcpServers": {
"kamui": {
"type": "http",
"url": "https://api.kamui-platform.com/mcp",
"headers": {
"Authorization": "Bearer kamui_pat_xxxxxxxxxxxxxxxx"
}
}
}
}
Cursor を再起動すると MCP 設定にサーバーが現れます。
Codex (OpenAI)
~/.codex/config.toml に以下を追加:
[mcp_servers.kamui]
url = "https://api.kamui-platform.com/mcp"
headers = { Authorization = "Bearer kamui_pat_xxxxxxxxxxxxxxxx" }
Automation / AI エージェント向けセットアップ
CI、ヘッドレスサーバー、シェルを直接操作する AI エージェントなど、対話なしで一気通貫に設定したい場合は kamui mcp setup --register を使います。PAT を発行してファイル(600 パーミッション)に書き出し、指定したクライアントを自動登録するまで一発で行えます。token はターミナルに一切表示されません:
# Token を発行してファイルに保存し、すべてのクライアントを一括登録
kamui mcp setup --register --token-file ~/.kamui/mcp-pat
# 特定のクライアントだけを登録
kamui mcp setup --register --token-file ~/.kamui/mcp-pat --client claude-code
LLM エージェントにコマンドを実行させる場合はこのフローを推奨します。token はエージェントのトランスクリプト・スクロールバック・シェル履歴・ps 出力のいずれにも現れず、エージェントが見えるのはファイルパスだけです。
token ファイルは平文なので、SSH 秘密鍵と同じレベルで保護してください(リポジトリにコミットしない、ユーザーのみアクセス可、短命環境では --days を短く設定)。
接続確認
まずターミナルで token が有効か確認します。手っ取り早いのは REST エンドポイントへのアクセス:
curl -H "Authorization: Bearer kamui_pat_xxxxxxxxxxxxxxxx" \
https://api.kamui-platform.com/api/projects | jq
REST API ではなく MCP エンドポイント自体を直接叩きたい場合は、JSON-RPC で tools/list を呼び出します。MCP の HTTP transport は Accept ヘッダに application/json と text/event-stream の両方を含める必要があります。手書き curl で一番ハマりやすいポイントです:
curl -N https://api.kamui-platform.com/mcp \
-H "Authorization: Bearer kamui_pat_xxxxxxxxxxxxxxxx" \
-H "Accept: application/json, text/event-stream" \
-H "Content-Type: application/json" \
-d '{"jsonrpc":"2.0","id":1,"method":"tools/list"}'
成功するとツール定義一覧(list_projects, get_app, …)が返ります。HTTP 406 / "Not Acceptable" が返る場合は Accept の片方が抜けています。
両方の確認が通ったら、AI クライアントで以下のように尋ねます:
「KamuiDash のプロジェクト一覧を見せて」
クライアントが list_projects MCP ツールを呼び出してプロジェクトを返してくれば成功です。
利用可能な MCP ツール
接続後、AI クライアントから以下のツールを呼び出せます:
| ツール | 動作 |
|---|---|
list_projects | 所有する全プロジェクトの一覧 |
get_project | プロジェクト詳細(アプリ・DB・課金情報) |
create_project | 新規プロジェクト作成 |
get_app | アプリ詳細(URL、spec、状態など) |
get_app_logs | アプリ実行時ログの取得 |
list_deploy_runs | デプロイ履歴の一覧 |
get_deploy_run_logs | 特定デプロイの詳細ログ |
create_app | GitHub リポジトリから動的アプリを新規作成 |
create_static_app | GitHub リポジトリから静的サイトを新規作成 |
update_app | 動的アプリの設定更新 |
update_static_app | 静的アプリの設定更新 |
delete_app | アプリ削除(不可逆) |
update_dns | カスタムドメイン設定 |
トークン管理
トークンの権限スコープ(重要)
Personal Access Token は現状 アカウント全権限を持ちます — ログインユーザーと同じ権限で、所有する全プロジェクトに対してすべての操作が可能です。read-only や project-scoped のトークンは将来対応予定ですが、まだ提供していません。
つまり、PAT を持つ人は誰でもあなたの全アプリ・全 DB に対して一覧・作成・更新・削除を実行できる、ということです。各 token はパスワードと同等に扱ってください:
- サードパーティの AI サービスのチャットに PAT を貼り付けない(そのサービス自体が consumer の場合は除く。例: Claude Code がローカルの設定ファイルから読み込む場合)
- private リポジトリであっても PAT をコミットしない
- 短命な自動化(CI、ephemeral エージェント)には
--daysを短く設定する - AI エージェントやノート PC を信頼しなくなった時点で速やかに失効する(後述「ノートPC紛失」参照)
発行済み token の一覧
kamui tokens list
新しい token を発行
kamui tokens create --name "ci-deploy" --days 90
token を失効(revoke)
kamui tokens delete <token-id>
トラブルシューティング
AI クライアントで「MCP server failed to connect」と表示される
- まず
curlで token が動作することを確認(接続確認セクション参照) - クライアントの設定で
type: "http"(Claude Code は transport: http)になっているか確認 - 設定ファイルを編集したら AI クライアントを再起動
「401 Unauthorized」が返る
Token が期限切れの可能性があります。新しいものを発行してください:
kamui mcp setup
新しい token でクライアントの設定を更新します。
「403 Forbidden」または「Project not found」
認証は通っていますが、対象プロジェクトがあなたのアカウントに属していません。kamui projects list で所有プロジェクトを確認してください。
ノートPC紛失 / token 漏洩
すぐに失効してください:
kamui tokens list
kamui tokens delete <token-id>
その後、新しい token を発行してクライアントの設定を更新します。
次のステップ
- CLI コマンドリファレンス
- クイックスタート(最初のアプリをデプロイ)